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「デザインあ」小山田圭吾 制作の曲が与える影響は?打ち切り or 全入れ替え?

過去のいじめ問題が明らかになったことにより、オリンピックの楽曲を担当していた小山田圭吾氏が辞任を表明されましたが、その影響は別の所にも出ていると話題になっています。

それがNHK・Eテレ放送の名物番組「デザインあ」です。小山田氏はコーネリアス名義で「デザインあ」の楽曲も担当されているということから、今回の件を受けて予定されていた時間帯に放送されず、別の番組に差し替えられていました。

現時点では「デザインあ」の放送再開時期は未定ということです。

今回は小山田氏の楽曲が「デザインあ」に与える影響について

NHKのこれまでの対応(同じような出来事に対して)、視聴者の反応を元にまとめてましたのでご紹介していきます。

「デザインあ」小山田圭吾 制作の曲が与える影響

結論から言いますと

「デザインあ」小山田圭吾 制作の曲が与える影響として考えられるのは

まず、今後の放送で小山田氏の楽曲は使われない可能性が高い

結果的に楽曲の全入れ替え、放送打ち切りの可能性もあり得る

この理由についてはこれまでの事実を元に以下の方でまとめました。

影響の理由:「デザインあ」全ての楽曲が小山田氏が制作している

「デザインあ」の楽曲の全てが、小山田圭吾氏(コーネリアス名義での)の制作したものになります。その数20作品以上あります。

番組の挿入歌として使われており、わかりやすい歌詞を何度も繰り返すのと単調なリズムが特徴的です。また、音楽とクリエイターの映像表現の組み合わせにより、お子さんにはとても親しみやすいものとなっています。

そこで問題になるのが、映像と音楽が一体ということです。音楽だけを入れ替えるということは映像との解離が生まれる可能性があります。

また、音で親しみ、覚えていた視聴者(お子さん)の興味を失ってしまう可能性があります。

ただ単純に楽曲を入れないようにするというのはかなり難しいと言えます。

例え、楽曲を全部入れ替えたとしてもかなりの費用がかかることも予想されます。クラウドソーシングTIMESのサイトによると作曲する場合の費用の相場は個人だと5万~20万、会社だと10万~100万だとあります。

20曲以上の依頼だと個人の場合でも100~400万は軽く超えてしまいます

これらの点だけでも小山田氏の件は「デザインあ」に多大な影響を与えることがわかります。

影響の理由:「デザインあ」のコンセプト

「デザインあ」は身の回りにあるものをデザインの視点から見つめ直すことで、「デザインの面白さ」を伝えつつ、子供達の「デザイン的な視点と感性」を育むことを番組の目的としています。

その身の回りのものを視覚的にかつ耳でも簡単にとり入れられるように、番組中の挿入歌として小山田氏の楽曲が使われていました。

当たり前ですが、「デザインあ」はデザイン的な視点と感性を育むことで社会での多様な考え方ができるようにするための教育番組です。

多様性を身に着けることで自分とは違う他者を受け入、お互いの個性を尊重し合えるようになります。

後述しますが、小山田氏の発言はこの番組のコンセプトに全く即してません。

直接、発言の内容がコンセプトに影響を与えるわけではありませんが、視聴者の楽曲に対する捉え方は大きく変わってくる可能性があります。

影響の理由::小山田圭吾氏の発言

小山田圭吾の過去の発言で現在、問題になっているのは

1996年発売の「月刊ギグス」2月号のインタビュー

以前入院した時の患者への配慮に欠ける行動、発言を武勇伝のように語る

94年, 95年発売の「ロッキング・オン・ジャパン」1月,2月号でのインタビュー

同級性を箱に閉じ込めたり、障がいのある生徒をからかったことを自慢げに語る

以上の2点です。これから他のインタビューの内容も出てくるかもしれません。

実際に行っていたという事実もかなり問題ですが、それを反省もせず、まるで武勇伝のように社会人の大人が語るとはどのような心境なのでしょうか。

このインタビューの内容に関しては過去何度もネットで評判になり、批判のコメントも多数あったということです。

オリンピック、パラリンピックの楽曲担当になり、インタビューの内容が公開されたことででより多くの人にこの件が露出してしまったと言えます。

NHKの類似した件へのこれまでの対応

NHKの番組基準には「犯罪者を魅力的に表現してはならない」というものがあります。

近年ではある俳優の不祥事により、その俳優が出演するオンデマンド配信中のドラマ「白洲次郎」、大河ドラマ「竜馬伝」などを販売停止しています。

不祥事の内容が反社会的であり、視聴者の反応も批判的なものが多かったことを配慮しての判断でした。

この件を踏まえると、小山田氏の発言の内容は法律的には裁かれていませんが、反社会的であり、視聴者の反応としても良いものではありません。番組基準の「犯罪者を魅力的に表現してはならない」を満たせなくなる恐れがあります。

番組を続行したとしても、小山田氏の楽曲がそのまま使われる可能性はかなり低いと考えられます。

小山田圭吾氏 楽曲に対する視聴者の反応

 

以上のように「デザインあの楽曲がまさかこんな発言をする人だったなんて」「もう見るのやめよう」というコメントが多数見受けられました。

また、番組が無くなることを危惧されている方もおり、大変だけど楽曲だけ変えるのはどうかという意見がありました。

番組を惜しむ声もありますが、小山田氏の楽曲というイメージを覆すのは中々難しそうです。

今後のNHKの対応が気になるところです。

小山田圭吾 制作の曲に対するNHKの対応

21日の同局総局長会見にてNHKが「デザインあ」がスタートした2011年と、4年前の2017年に視聴者から小山田圭吾に対する問い合わせがあっあことが明かされました。

NHK側としては本人も反省しているということで番組を継続させることが出来るように対応したみたです。

ですが、今回の件により小山田氏の発言は多くのメディアで取り上げられ、視聴者の批判的な意見、コメントが多数寄せられています。過去のような対応では視聴者の理解を得られないでしょう。

既ににNHKはホームページの小山田氏の名前の削除をしており、打ち切りか、大幅なリニューアルの可能性が高まってきています。

まとめ

今回の内容をまとめますと

「デザインあ」小山田圭吾 制作の曲が与える影響として考えられるのは

まず、今後の放送で小山田氏の楽曲は使われない可能性が高い

結果的に楽曲の全入れ替え、放送打ち切りの可能性もあり得る

小山田圭吾氏の発言により「デザインあ」のコンセプトと楽曲のイメージが合わなくなった

視聴者の小山田氏のイメージを改善するのは難しいため、NHKもそれなりの対応をする可能性がある

です。

最後まで読んで頂きありがとうございました。