東京オリンピックで女子ソフトボールチームは見事の金メダルを獲得しました。
その代表メンバーの一人である後藤希友選手が名古屋市の河村たかし市長を表敬訪問で訪れた際、後藤選手の金メダルを借りて本人の許可も無く”かむ”という行為をしたことに対して2021/8/5 現在、twitterなどのSNSでかなり話題になっています。
トヨタ、メダルかんだ市長批判#河村たかし #河村たかし市長 https://t.co/AeasPGcc4o
— 神戸新聞 (@kobeshinbun) August 5, 2021
そのことに対して河村市長は8/5に謝罪会見を開き、後藤選手、その関係者に対して謝罪をしました。
謝罪会見では「金メダルは憧れだった」、「最大の愛情表現だった」とその理由を述べていますが、公の場でこのような配慮に欠ける行動に出てしまうというのはどういうことなのでしょうか?
今回は、このような行動に至ってしまった理由についてまとめてみたのでご紹介していきます。
河村たかしの愛情表現は”噛む” 金メダルを噛んだ本当の理由
日本女子ソフトボールチーム代表である後藤選手の金メダルを噛んだということで話題の河村たかしさんですが、
その理由として「金メダルは憧れだった」、「最大の愛情表現だった」と述べています。
愛情表現で”噛む”という行為をする人間の心理とはいったいどういうものなのでしょうか?
愛情表現で”噛む” キュートアグレッション
キュートアグレッション(Cute aggression)とは「可愛いものへの攻撃性」と訳される衝動のことを言います。
人が恋人、猫、犬などの愛おしいものを見て「噛みつきたい」、「ぎゅっと握りたい」などを思うのはキュートアグレッション(衝動)によるものです。
イェール大学出身の心理学者、レベッカ・ダイヤーは可愛いものを見た時に分泌されるドーパミンは人が攻撃になると時にも分泌されるみたいで、それが一時的に混乱をまねいた際に引き起こされる可能性があると述べています。
河村市長は金メダルに対しての強い思い入れからキュートアグレッションに駆られてしまったのでしょうか?
河村市長は挫折を繰り返しながらも努力をし、今の立場を築きあげた人です。金メダルつまり「一番」というものに対して強い憧れや執着があってもおかしくはないですね。
噛み癖のある人の性格
噛み癖のある人の性格としてよく挙げられるのが
1, 我慢が苦手
2, 自己承認欲求が高い
3, 繊細
4, 自己中心
です。おそらく河村市長は本当に悪気は無くただ衝動に駆られてしまったのではないでしょうか?
噛み癖のある人はこのような性格の人が多いみたいです。
河村たかしが金メダルを噛んだ本当の理由
前述した内容から
河村たかし市長が金メダルを噛んだ本当の理由は
金メダルに対する強い憧れからのキュートアグレッション(衝動)
そもそも噛み癖のある人はこの衝動を抑えるのが苦手な傾向がある
ではないでしょうか?
衝動とは言えど、それを抑えるのが理性であり、市長という立場の人が今回のような行為をしたため多くの人からの批判のコメントが多数あったのでしょう。
河村たかしと選手のメダルを噛む理由を比較
オリンピックの中で選手がメダルを噛むシーンを見たことがある人は多いのではないでしょうか?
選手がメダルを噛む理由
そもそもそのメダルを噛むというのがいつから浸透したのかとういと
1912年のストックホルム大会までは金メダルには純金が使われていたみたいで、純金かどうか確かめるために”噛む”という方法があったみたいです。
純金は他の金属よりも柔らかいことから歯形が残る可能性があるらしく、そのような方法を知っている人や、それを見た人たちが何気なく真似してきたことで現在まで浸透してきたのではないでしょうか。
このようなことからメダルを噛むポーズは歓喜の象徴になるためカメラマンからのリクエストがあったりすることも理由の一つらしいですね。
河村たかしさんが噛んだ理由とは似て非なるもの
選手:ずっと努力した上で勝ち取ったメダルに対する愛着、そのことへの歓喜
河村たかし市長:金メダル(一番)への憧れ、執着
愛情表現で”噛む”という点で共通しているように思えますが、それまでの工程と愛情の質が全くの別物ですよね。
今まで努力してきて市長の立場まで上りつめている人だからこそ、選手の気持ちにより沿った行動が出来るはずなのですが・・・・
金メダルに替えは無い
金メダルの交換は可能か?
当初、組織委はメダルの製造における欠陥があった場合のみ、組織委員会が窓口となり無償で対応すると述べており、交換の対象外ということでした。
ですが、後藤先週が所属するトヨタ自動車からのIOCに交換を求める要請があったことからメダルを交換する方針になりました。
その際、河村市長は交換の場合、「費用は負担したい」、「反省している」と謝罪の意を述べていました。
そもそも交換できたとしても選手にとってはその日、その場で勝ち取った思い出と共にあるメダルだから価値を持ちます。
噛んだという事実もですが、このような騒動になったことでメダルに対する思い出が希薄化してしまうことが他の選手たちや関係者にとっても許せない思いにさせた原因なのかもしれませんね。
器物破損になるのか?
結論から言いますと「器物破損にはならない」みたいです。
2021/8/8に放送されたTBS系テレビ番組「サンデー・ジャポン」で今回の河村たかしさんの騒動が取り上げれました。
その際、出演された弁護士の細野敦氏によると「傷つける意図が無ければ器物破損にはならない」ということでした。
まとめ
今回の内容をまとめると
河村たかし市長が金メダルを噛んだ本当の理由は
金メダルに対する強い憧れからのキュートアグレッション(衝動)
そもそも噛み癖のある人はこの衝動を抑えるのが苦手な傾向がある
今まで努力してきて市長の立場まで上りつめている人だからこそ、選手の気持ちにより沿った行動をしてもらいたかったですね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。