vivyの7-8話、予想を裏切るが、期待は裏切らない展開でしたね!
「vivyの失われた記憶と人格は?」
「若返って現れたユウゴ」
「オフィーリアとアントニオ」
これらのことについて考察していきたいと思います
7話・8話のあらすじ
7・8話はメタルフロート事件から40年後の話
vivyは冴木タツヤとグレイスの両方とも救えなかったことショックから
致命的なエラー起こし、以前の記憶
vivyとしてシンギュラリティ計画に協力していた記憶を失っていた
記憶を失ってからは「不動の歌姫」として人気をあげていた
そんなvivyに
「ゾディアック・サインズ・フェス」・・・世界各地で活躍する歌姫型AIが集う祭典
に参加の声がかかる
そのフェスでオフィーリア(シスターズシリーズの歌姫AI)に出会う
参加者でありながら、どこか自身無さ気なオフィーリアに、アドバイスをするvivy
そんなオフィーリアのパフォーマンスは、実にすばらしいものであり、
vivyもまた、リハーサルへと挑む
だが、そこで見覚えのある男(若返ったユウゴ)を見つけ、追いかけるも
トラブルに巻き込まれて大ピンチ
そこを救ったのが以前の相棒であるマツモト
vivyはマツモトから自分の過去を聞き出そうとし、
シンギュラリティ計画とこれから起きる
「オフィーリアの自殺」AI史上初の自殺 を知ることになる
自殺を食い止めるために動き始める2人
またここで、若返ったユウゴを見つけたvivyは追走
今度は不意打ちをくらい、拘束されてしまう
一方でマツモトは異変を察知し、オフィーリアのもとへと向かう
オフィーリアを見つけ、自殺を止めようとするも
様子のおかしいオフィーリア
「君が救い出しに来たのだとしたら致命的に遅い」
「なぜならオフィーリアはもういない」
マツモトの目の前で話しているのはオフィーリアの身体に憑依した
オフィーリアの音響サポートAI で、相棒でもある
アントニオだった
オフィーリアとアントニオ
8話のラスト
「大きな劇場で歌っても、歌姫AIに答えを求めても、理想の歌には近づけない」
「君が救い出しに来たのだとしたら致命的に遅い」
「なぜならオフィーリアはもういない」
「私がアントニオだ」
衝撃でした
まさかのアントニオと憑依合体
このことから
5年前、実はアントニオではなく、オフィーリアが機能停止になり、そこから
アントニオがデータを移し替え入れ替わった説
で考察していこうと思います
まず、8話冒頭
アントニオのオフィーリアに対する言葉
「お前の歌は何も問題ない」
「もっと自信をもて 必要なのはふさわしい観客と舞台」
これはアントニオの心からの言葉
だと思います
ですが、オフィーリアは
「いつかアントニオに認めてもらえる歌を歌えるように頑張るね」
これもただアントニオに心から喜んでもらいたい
とういう純粋な気持ちなのです
理想を求める気持ちはオフィーリアを追い詰め、使命を果たすことができない
自己矛盾が彼女を蝕んでいったのでしょう
6話のvivyのように重大なエラーを起こし、彼女は壊れてしまった
アントニオは彼女の願い、自分の使命(オフィーリアと歌でみんなを幸せにする)
を果たすために自らのbodyを捨てオフィーリアとして生きることに
生まれてきた使命を果たせるような 最高の歌
理想の歌
には近づけない
彼女が求める理想の歌はアントニオに認めてもらえる歌
アントニオが認めるのはオフィーリア自身が歌う歌(彼女の心がこもった)
そう、オフィーリアがいなければ、アントニオの心に響く歌も歌えない
アントニオはその虚無感から彼女の身体と共に自壊を選ぶのでは
8話冒頭、自殺したオフィーリアの隣に
アントニオの影がちらつくシーンはそのことを物語っているのではないでしょうか
vivyの記憶と人格
vivyはグレイスと冴木タツヤの死のショックから記憶を失ってしまいました
それから40年という月日が経ち、心を込めて歌うことを理解した
表情や仕草もより感情的で人間らしくなっていました
ただそれはAIを滅ぼしてでもみんなを幸せにしたい
という自己矛盾を乗り越えて獲得したものではありません
9話では記憶を取り戻し、自己矛盾を乗り越えて
みんな(AIと人間)を幸せにしたい そのために例え犠牲を払ってでも
より成長した姿を見せてくれのではないでしょうか
ユウゴの若返り
ユウゴはテロリスト集団「トァク」のメンバーです
1-6話にかけて何度もvivyに命を助けられています
おそらくユウゴはそんなvivyにもう一度逢いたくて
メタル化してユー号になったのでしょう
もし彼が普通に年をとっていればとっくに退職して静かな老後を
送っていてもおかくしくない年頃です
そんなユウゴの過去の回想が8話にて描かれていました
少年時代にAIのピアノ教師にピアノを習っていた
そのAIを「先生」と慕い、そのピアノ演奏を愛し、そこに近づきたいと願っていた
しかし、15歳の時、先生とともに移動中に交通事故にあってしまう
先生はユウゴを救出後、不安から傍にいて欲しいと願うユウゴを置いて
「私の使命はピアノで音楽で人を幸せにすることです
そのためにユウゴ君やみんなに生きていて欲しい」と人命救助に向かってしまう
人命救助の際に車両の爆発に巻き込まれて先生は全損した
それ以後、先生が身に着けていたピアノの鍵盤を模したアクセサリを身に着けている
慕っていたAIが、自分の願いを優先しなかったことで、
AIは「ただ命令に従うもの」であればいい
そうであれば悲しい思いはしないで済んだと、AIへの思慕は反転して恨みに変わる
人間の命令より使命を優先して行動をするAIに対してトラウマを抱くようになり・・
そんなこんなで
AIに対する強い恨みから後にトァクに参加することにつながったのでしょう
AIへの思慕と恨みがvivyへの執着につながったのだと思います
まとめ
今回の話までで
AI暴走までの100年のうちの60年が過ぎています
まだまだ展開も予想できず、目が離せませんね
予想は裏切っても、期待は裏切らない
これからも予想を大きく上回るような展開を期待しています!